私は、当社に入社して20年を超え、現在は本八幡センターで所長として、営業センターを預かってます。入社後14年間は営業として、個人成績を積み上げてきましたが、現在はプレイングマネージャーとして、センターの成績のみならず、部下を育成し、「明るく、楽しく、強いセンター」を目指しています。
営業の仕事をしていると、数字が伸びない、お客様との折衝が上手くいかないなど、様々な理由で会社にいきづらい時かあると思います。そのような暗い雰囲気は、センター全体に伝染します。だからこそ、明るく楽しいという事はモチベーションに繋がる大切な要素だと思います。しかし、前任の浦和センターの所長時代に、この二つだけでは足りないと思い始めました。会社は学校ではありませんし、弊社は営業の会社なので、楽しさだけでなく当然、個々の力や営業力が必要となります。成績はもちろん、精神的にも強いセンターを目指して、日々の業務に向き合っています。
「強さ」を発揮する為には、所員と信頼関係を構築し【伝わる環境】を作りあげることがとても重要です。私が伝えたい事が所員に伝わらない時は、センター運営が上手くいっていない証拠です。伝えたいことを伝える為に、自分がふざけることもあれば、時には引き締める、メリハリを持ったコミュニケーションを心がけています。【伝わる環境】作りがうまくいっていると、最終的に、所員同士のコミュニケーションも増え、発言する側が努力して発言するのではなく、聞き手側がもっと周りを気に掛けるセンター内全体の雰囲気に繋がると考えます。



私が、所長になる以前から心がけていることは、出来る限りの時間を使って、お客様に会いに行くということです。今の時代、電話やメールで用件を伝えれば済むようなこともたくさんあります。しかし、お客様は一生に一度の大きな買い物をお考えになっている方々です。不安でない訳がないと思います。だからこそ、私たちが何度もお客様を訪ね、小さな不安や求めていることを汲み取り、解決していくことが大切です。
私が先輩から教えていただいたことのひとつに、「一回お客様の所に行ったときに、いくつかやらなければいけない事があっても、あえて一度で終わらせずに、何度もお客様のことを訪ねること」という掟があります。会うきっかけを作り、何度も、何度もお客様の所を訪ね、お客様との距離を縮めていくこと。お客様は会って直接話さないと心を動かされません。様々なツールが発達した現代だからこそ、大切にしなければならないことだと思います。



私は、学生時代にアルバイト先のファミリーレストランでクリスマスケーキの営業を経験しました。どうしたら、ケーキが売れるのか、試行錯誤を繰り返しました。仲間に相談もしましたし、他の店舗がどのような工夫をしているかも調べ、上手くいっていることを真似しました。そこで、自分の行いが評価される「営業の仕事の面白さ」に気付いたことが、現在の営業の仕事の基礎になっていると思います。
「素直」だと、日々の仕事から様々な事を吸収することが出来ます。さらに、先輩もあなたに仕事を任せたいと思います。仕事が次の仕事を呼び、仕事が人を鍛えます。素直でないと仕事をこなす事が出来ないです。最初のうちは分からないから、素直に受け入れていって下さい。入社後最初の三年間で自分の成長の伸びしろは、決まってしまいます。その期間に是非仕事を楽しいと思えるようになってもらいたいです。 自分がどうあるべきという問題は、三年後にじっくり考えても遅くはないと思います。素直に吸収し成功と失敗を繰り返しながら、仕事を楽しむ事が、営業において最も成長出来るコツではないでしょうか。

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